大手飲料メーカーのシステムの運用・保守を行っています。「運用・保守」って、 あまり聞き馴染みのない業務かもしれません。簡単に言うと、システムを円滑に使って もらうための作業を主に行っています。例えば、飲料メーカーだと毎日多くの売上の データがシステムに入力されます。「このデータをさらなる売上アップに繋げたいので、 データをわかりやすいようにまとめて一覧表をもらいたい。」といった依頼にも応えて います。また、システム自体も使っていると不便なところが出てきたり、時代の流れに 合うようなシステムの改修も必要となってきます。最近では消費税が変わった時に 軽減税率が入ったことは皆さんの印象にも残っていると思います。「運用・保守」でも そのようなシステム改修を行うこともあります。
開発を始めたばかりの頃は自分で組んだソースがちゃんと動くことに達成感を感じて いました。運用・保守の業務を始めてみると、なかなか開発作業というものは多くはな く、「やりがい」を見つけるのに苦労した時期もありました。あるとき、システムに 障害が発生してしまい、たくさんの別のシステムと連携していたシステムだったので、 ほかのシステムへの影響の調査や改修作業にとても手間取ってしまったことがありまし た。二度と同じ障害が発生してシステムが止まらないように改修作業を行うのももちろん 大切なのですが、万が一、同じ障害が発生してしまったり似たような障害が発生して しまったときにどのような行動をすべきか、というのをまとめた資料を作成しておきま した。障害の影響を最小限に抑えるためにどのような手順を踏んだらいいのか。また、 ほかのシステム担当者の連絡先も記載しておきました。お客様にその資料を提示した ときに「これがあれば安心だね」と言ってもらえたことがとても嬉しかったのを覚えて います。運用・保守のやりがいとしては「何も起こらないこと」と「何が起きても 大丈夫なように安心を作ること」だと思っています。
一つのお客様と長年にわたってお付き合いが続いているというところは魅力の一つだと 思います。開発技術の面では、お客様の要望に沿ったシステムを提供し続けることに よって、信頼を得ることができていると思います。また、お客様とのお付き合いは会社 と会社、人と人のお付き合いですよね。システムの品質ももちろん大切ですが、人と 人との繋がりを大切にしているところが魅力だと思います。私自身もとても長くお付き 合いのあるお客様を担当するチームにいますが、リードの先輩方がお客様と築いた 信頼関係を自分が崩してしまわないように、と、緊張感をもって仕事ができるのも 私にとってはプラスの影響となっています。
食べることが大好きなので、料理をしたり、ドライブという名目でいろいろなところに 美味しいものを食べに出かけたりしています。また、業務中は座りっぱなしで運動不足 になってしまうので、お散歩や最近始めたテニスで体を動かすように心がけています。 休日にしっかりと気分転換をすることによって、スッキリした状態で業務に取り組めて いると思います。